こんな事を思ってはいけないのでしょうが
四国のお遍路88ヵ寺全てをお参りしますが
印象に残る寺、好きなお寺と
何度行っても全く覚えていないお寺があります
好きなお寺の基準ってなんなんでしょうね・・・
自分でも分かりませんが
たぶん、そこでの人との出会いだったり
納経所でのたわいもない会話だったり
そんな事なんだと思います
好きなお寺、いくつかありますが今回お参りした
20番鶴林寺もその一つ
徳島県勝浦町の標高570メートルにあります
歩き遍路の難所の一つですが、車で一気にブーンと上がりますので
私には難所ではありません
山道の道幅もまあまあ広いし、山道に春は桜が咲きます
ここは、とにかく掃除が行き届いていて気持ちが良いんです
窓ガラスなんてピカピカ
蝋燭立ても、線香立てもいつもきれいです
住職さんも気さくな方で、
ある遍路の時、霧が濃く立ちこめていて、視界も徐々に悪くなっていました
私達のお参りが済むと
「自分たちもすぐに山を下りるから、貴方達も急ぎなさい。帰れなくなるよ-」
って、促してくれました
案の定、だんだんと霧は濃くなる一方
私達の車に続いてお寺の方々も揃って下山
危ないところでした
なんて事ない事なんですが、声をかけて頂いて感謝でした
ここは何度行っても、ちょっとした会話が納経所で弾みますわ
交通安全のシールも頂きました
赤いデミオに貼って守ってもらっています