遍路のお接待

遍路で【お接待】に出会う事があります

遍路で言う【お接待】とは、地元の方々が食べ物や飲み物等々を無料で提供してくれる事

見知らぬ方々が「お茶でもどうぞ」「お菓子をどうぞ」なんて差し出してくれます

巡礼者に施しをくださる慣習を【お接待】と言います

初めて【お接待】に合ったときは受け取って良いのか、迷いましたよ

手を出して良いものやらね

しかし、母から【お接待】は受けなさいねって教わりました

それは「遍路に行けない自分達の分までお参り下さい」という代参の意味があるんですって

もう一つは「お接待自体がそれを行う方の行でもあり功徳となる」んだそうです

初めてのお接待は、第1回目の巡業の時、第8番札所熊谷寺で

リンゴ丸ごと1個のお接待に合いました

今回の遍路でも、第3番札所金泉寺さんで鳴門金時の大学芋とお茶を

第81番札所白峰寺で、かがわ長寿大学の方々から

飲み物とお菓子のお接待がありました

疲れている体にお芋やお菓子の甘味は染みいるほど美味しく感じられます

本来は歩いて回る方々のためのお接待という考え方もあるそうですが

誰にでも分け隔て無くお接待をして下さいます

ホントに、感謝・感謝のお接待でした

ありがとうございます