被災して亡くなられた方の名簿の中に
お客様のご主人のお名前がありました
すぐ分かりました
でも、電話をして確認するのも躊躇され心配していた所に
お客様のお兄様がご来店
迷ったけど、お聞きしました
Mさんのご主人は、土砂に巻き込まれほぼ即死状態だったそうです
自宅は土砂で20~30㍍流され、
Mさんも体の半分以上が土砂に10時間以上も埋まっていたんだとか
2人のお嬢さん方はなんとか逃げられらしいです
災害に遭う前に家族4人、家の2階に避難して同じ部屋で休んでいて
一番窓側に寝ていたご主人が家族を守るように亡くなられたみたいです
たまたまお嬢さんの携帯電話が消防と繋がって
流された場所が分からないので、携帯の電波を便りに
消防が助けに来たそうです
ヘリで救助され、そのまま市内の病院へ運ばれたとのこと
後日、家を見に行くと基礎だけ残して何もなくなっていたと
未だMさんは入院中
お嬢さん達も心の傷は深いのでしょうね
当たり前ですが、こんな事が目の前で起こったら
どんな強い人間だって傷付くし、立ち直れない
私達の記憶から徐々に薄れつつある災害は、
被災された方々にとってはこれからが戦いなんだと思い知らされるお話でした
涙と震えが止まらないお話でした