遍路では参拝の証として、納め札に願い事などを記入し奉納します
この納め札には遍路を回った回数で色が違います
1回~4回の方は白い納め札
5回~7回は青い納め札、赤い納め札は8回以上
私は青色、母は赤色のお札を納めています
銀の納め札は25回以上、金は50回以上、
100回以上お遍路をされた方は錦のお札を納めます
この錦のお札は、その道を達観された方のお札なので
持っているとお守りになるといわれています
なかなか錦のお札に巡り会うことはありません
通常、納め札は書いた人の強い願いや念が込められているので
他人のそれを持って帰ることは、その人の念を背負うということなので、絶対にしません
錦のお札を求めてお札入れをガサガサとかき回している人を見かけたりしますが
念が入り交じった此の箱に顔を近づけ、手でかき回し・・・
なんて恐ろしい行為なんだといつも思います
しかし、錦のお札だけは見つけたら持って帰って良いといわれているんです
今回、7番十楽寺で見かけた恵比寿顔の老夫婦が何故か、私の頭から離れない・・・
3番金泉寺でご夫婦の後にお参りをする形となり
お札箱を見ると、きちんと並べて入れてある錦のお札発見!!!!!!!!!!!!!!!!!
さっきのご夫婦のです
2番極楽寺でも又発見
更に1番霊山寺でも発見
ドキドキしてしまいました
お札の裏には84歳と83歳と書かれてあり、283回目と記してあります
すばらしい♪
お二人に話しかけて、お札を頂いたお礼を述べると
「いやいや、それはもう過去の事。又どこかでお会いしましょう」
と、満面の笑顔
やられたね
素敵です
錦のお札は遍路界のスーパースターですね